
徹底追及「世論調査」のナゾ▽自民VS民主「前原国家戦略相&石破幹事長」がスタジオ出演▽農業ミステリー▽POWER「北野武」男が生き抜く美学
【出演】 辛坊治郎、虎谷温子、岩田公雄、五十嵐竜馬、石破茂、前原誠司、宮崎哲弥、河合薫 【POWER出演】 北野武(映画監督)この記事の続きを読む
自民党の谷垣禎一総裁への風当たりが強まる中、9月の総裁選を見据えた「ポスト谷垣」候補の動きが活発化している。党内では、消費税増税関連法案の成立と引き換えに、野田佳彦政権に解散を約束させる「話し合い解散」論が拡大しているが、そこには解散前に総裁選前倒しして実施させよう思惑が作用している。
「民主党とのダメ比べの結果、自民党が政権に戻っても長くはない」
27日の都内での講演で、谷垣執行部を厳しく批判したのは石破茂前政調会長。石破氏は昨年末、派閥横断型の政策勉強会を発足し、総裁選出馬への足場固めを急いでいる。
再登板待望論の根強い安倍晋三元首相は25日、話し合い解散論をぶち上げた。読売テレビ番組で、消費税増税関連法案について「民主党は(増税を)やらないと言ってきたのだから、法案を通した後の衆院解散を約束すべきだ」と述べ、「5月に選挙が行われる」との見方を示した。
話し合い解散の場合、このままでは谷垣氏を「選挙の顔」として戦うことになるが、「谷垣氏では戦えない」との声が党内からは漏れており、総裁選前倒し論が強まるのは確実。安倍氏の発言は総裁選への意欲と受け止められ、「捨て身で本当にこの国を変える覚悟を示していただければ、安倍待望論に乗る」(山本一太前参院政審会長)と呼応する動きも出始めた。
一方、総裁選出馬に意欲を示す林芳正政調会長代理(参院山口選挙区)は“決断”を迫られている。参院から衆院のくら替え出馬が取り沙汰されているのだ。自民党山口県連は8月の知事選で、次期衆院選の山口2区から出馬を予定していた候補者の擁立を決定。このため、林氏の同区から出馬の芽が出てきた。ただ、林氏は「まだ全然(決めていない)」と情勢を見定めているが、「決断しないなら総裁の目は消える」との声もある。
父親の石原慎太郎東京都知事に「辞めちまえ、幹事長なんて」と異例の“助言”を受けた石原伸晃幹事長も総裁選に意欲をにじませ、町村信孝元官房長官もチャンスをうかがう
▽産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120227/stt12022722290015-n1.htm