政治ちゃんねる

中国駐大阪総領事劉毅仁が大阪府知事と府議会議長を表敬訪問



12月14日、劉毅仁総領事は先後して大阪府知事の松井一郎と府議会議長の浅田均を表敬訪問し、大阪府国際交流監楠本政幸と議会副議長横倉廉幸、府議会日中友好親善議員連盟会長中野まさし、副会長堀田文一などは同席した。

劉総領事は松井知事の当選を祝賀した。劉総領事は、大阪府と府議会は長期にわたり上海市をはじめとする中国各地と積極的に友好交流を展開し、緊密な協力関係を保ってきたと評価し、来年は中日国交正常化40周年にあたり、大阪府と府議会は上海などとの友好交流を強め、相互理解を増進し、互恵協力を深めることを期待して、総領事館は積極的に協力していきたいと表した。

松井知事は劉総領事の着任を歓迎し、国交正常化40周年を機に、中国との友好関係を推進したいと示した。現在、大阪府は体制改革を通して活性化を図り、関西経済を振興させる同時に、中国企業の関西進出により良い環境を整えようとしていると述べた。浅田議長は、大阪は水道や交通などの面で先進的な技術と成熟した経験を持っているので、双方は都市インフラ整備において大きな協力チャンスが潜んでいると思い、議会として、中国との互恵協力を推進していきたいと述べた。

http://osaka.china-consulate.org/jpn/xwdt/t887425.htm

大阪の外交「府」に任せた！ 松井知事上海へ (2012/02/09 15:28)



「大阪の大宣伝をしてきます」。大阪府の松井一郎知事は９日、関西空港でこう言い残し、２泊３日の日程で中国・上海市に向け出発した。就任後初めての海外出張で上海市長を表敬訪問するほか、大阪の観光プロモーションなどを行う予定。

一方、知事時代にアジアを中心に１６回渡航した大阪市の橋下徹市長は当面、海外出張を“封印”する。橋下市長は「外交は基本的に知事にやってもらう」と話しており、知事と市長がそれぞれ行ってきた自治体外交は、府市統合路線で大きく様変わりする。

「外交デビュー」となる松井知事は「これからは都市間連携が大切。いろんな形の地方外交をやりたい」と抱負を語る。上海市では、韓正（かんせい）市長との関係作りに重点を置くほか、大阪の観光ＰＲも実施。東南アジアにシフトしつつある製造業に代わり、先に現地入りして売り込みを図っている食品産業など第３次産業中心の企業団を激励する。

府は、平成２４年度予算案に、全体で４２０万円の海外出張費を盛り込む。松井知事はロシア総領事から、液化天然ガスの供給申し出を受けたことを引き合いに「エネルギー外交ができればやりたい」とも話す。「アジア重視」を打ち出していた橋下市長は知事時代、１６回（６８日間）の海外出張のほとんどをアジア訪問にあて、中国に７回、韓国に３回赴いた。一方、大阪市の平松邦夫前市長も７回（３４日間）の海外出張を行ったが、一部では渡航先や目的が、府知事と重なっていると批判されていた。

サンフランシスコとの姉妹都市提携をしている大阪市では、５年ごとに相互に使節団を派遣するのが慣例で、提携５５周年にあたる今年も市長らが現地に赴く段取りになっていた。だが、橋下市長は「知事時代に『大阪の交流はアジアでいい』と言っておきながら、市長になったとたんにサンフランシスコに行けば、何やってんだとなる」として棚上げ。今後、海外出張に行く場合でも、あくまで「松井知事の代役の立場」としている。

市の海外事務所も原則廃止の方針で、上海事務所も府事務所と統合する。７月までの骨格予算となる市の２４年度予算案には海外出張費は盛り込まない予定だ。橋下市長は、広域行政の海外戦略と基礎自治体としての海外戦略を明確に区別する考えで、区ごとに「外交戦略」を策定すべきだと強調。「これまでは友好関係や『長年のつきあい』で行っていた。今後は大阪全体で自治体外交の戦略をまとめる」と述べている。 

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/localpolicy/545177/